MOSの合格証ってカッコよくて受け取った時テンション上がりました。
こんにちは!芦沢シン(@snnskwebw)です
今回は、経理をするにあたってこれを取得したら損はしないというおすすめの資格についてです。
僕は経理の仕事を始めてから7年になります。
経理の仕事を始める前・始めてからいくつかの経理関係の資格を独学で取得しました。
資格の勉強を通じて、取得して感じたことは
僕は比較的小さな会社で働いていて、内勤関係の人も少ないので自ら調べる・考えることが求められています。
そんな中でも、資格を取得したことによって知識の面で困ることが少なくなったことは大きいメリットだと感じています。
資格全般に言えることですが、資格を取得して得をするかどうかは会社やその時の状況にもよります。
しかし損をしたり無駄になるということはまずないと思います。
僕が独学で取得した経理に関係する資格について、おすすめポイントと使用テキストについて以下にまとめました。
僕が独学で取得した経理に関係する資格4選
今回紹介する経理関係の資格は僕が取得した資格についてです。
それぞれおすすめポイント、僕が勉強にあたって使用したテキストに分けてまとめました。
日商簿記2級
日商簿記2級は企業や受験者からの人気が高い資格の1つです。
参考:日本商工会議所 「企業が求める資格」
僕は、136回(2014年)・159回(2021年)の2回の統一試験に合格し、159回の試験は100点の満点合格でした。
おすすめポイント
日商簿記は主に会計処理・財務諸表を作成する力が身に付きます。
日商簿記2級では株式会社における簿記(商業簿記)と、原価計算などの工場で使われる簿記(工業簿記)について学びます。
一般的な事業会社(主に中小企業)で求められる経理・会計関係の知識を身につけることができます。
ですので、経理職へ就職・転職する場合は、日商簿記2級を取得していることが求められる会社が多いです。
特に未経験の場合は、日商簿記2級を取得していることは必須と言ってもよいでしょう(経理職はどうしても実務経験の有無が影響してくるため)
僕も経理に転職しようとして求人を見た時に、必要資格の欄に「日商簿記2級」と書かれた求人を多く見かけました。
もちろん仕事をしている中でも身に付けた知識は活かせるでしょう。
また、最近は連結会計など1級の範囲が2級に降りてきているので以前よりも範囲が広くなり難易度が上がりました。
その分取得した時には自信がつき、その自信は他の資格勉強でも活かせるのではないかと思います。
難易度は上がりましたが2021年度からはネット試験が始まりました。
試験日を自分で選べるようになったので、より自分のペースで勉強することができるようになりました。
使用テキスト
『スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 工業簿記』
日商簿記2級の基本的な範囲を大まかに掴むためにおすすめです。
ゴエモン君という猫のキャラクターと一緒に学んでいく形式で、イラスト付きで分かりやすく学ぶことができます。
ただ問題は易しいため、このテキストのみでは本試験レベルに立ち向かうのは難しいです。
『合格するための本試験問題集 日商簿記2級』
スッキリわかるで大まかな内容を掴んだ後に使用しました。
過去の本試験で出た内容の問題が出てきて、解説も充実しているのが特徴です。
このテキストを繰り返し解くことで確実に合格レベルに近づけると使用して感じました。
またネット試験ではPCを使用しますが、そのネット試験対策の演習もできます。
建設業経理士2級
おすすめポイント
建設業経理士は主に会計処理・財務諸表を作成する力が身に付くという点で日商簿記と似ています。
日商簿記と違う点は、建設業会計が範囲になっていること、建設業特有の勘定科目を使うことがあります。
しかし、建設業会計の内容は日商簿記2級の工業簿記の方が難しい印象がありましたし、勘定科目も勉強していく中で慣れていきました。
建設業経理士2級の試験問題は、日商簿記2級にたまにある「ひっかけ問題」はほとんどなくシンプルな内容になっています。
過去問を繰り返し解くことで合格レベルに近づけるでしょう。
何よりのおすすめポイントは、建設業に就いている場合は資格の取得によることで会社からの評価が上がることです。
これは公共事業の入札の際に必要な「経営事項審査」において、建設業経理士2級以上の有資格者が評価の対象になっているからです。
よって、建設業では建設業経理士2級は資格手当の対象になっている場合があります。
僕がいる会社も建設業なので、建設業経理士2級の取得により資格手当を頂くことができました。
使用テキスト
『スッキリわかる 建設業経理士2級』『スッキリとける問題集 建設業経理士2級』
『合格するための過去問題集 建設業経理士2級』
日商簿記2級と同じように、まずスッキリわかるで大まかな内容を掴みます。
その後に合格するための過去問題集で過去問を繰り返し解きました。
特に配点が大きい精算表の作成問題は出題パターンが一定しているので、過去問を繰り返し解くことが合格への道に繋がります。
ビジネス会計検定2級
おすすめポイント
ビジネス会計検定では、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表に関する知識や分析方法を主に学びます。
日商簿記は、財務諸表を「作成する力」が身に付きますが、ビジネス会計検定では財務諸表を作成後の「読む力」が身に付きます。
財務諸表を「読む力」があると、自社・取引先・競合他社の経営状態を分析して把握することができます。
自社・取引先・競合他社の経営状態を数字の面で把握できることは、経理職以外でも営業職や経営者、管理職でも活かすことができます。
また、日商簿記2級では学習しない会計に関する「ルール」の会計基準なども学習します。
日商簿記を勉強していると、「なぜこのような会計処理をするのだろう?」と疑問を持つことがありました。
会計基準を学ぶことで、「なぜこのような会計処理をするのか?」の理由が分かるので日商簿記で行う会計処理の理解度が深まります。
僕は昨年、ビジネス会計検定2級と日商簿記2級を並行して勉強しましたが、日商簿記2級で学習する内容をしっかり理解して学ぶことができました。
使用テキスト
ビジネス会計検定試験公式テキスト
ビジネス会計検定試験公式過去問題集
ビジネス会計検定は、ビジネス会計検定を主催している大阪商工会議所が作成したテキスト・過去問題集を使用しました。
実はビジネス会計検定は公式テキスト以外の書籍がほとんどないので、テキストは公式テキスト一択という感じなんです。
ただ主催者が作成したテキストなので、試験もテキストの内容に沿って出題されますし、問題形式も大幅な変化はありません。
テキストを読み内容を理解する→過去問題集を繰り返し解く
という流れで勉強すれば大丈夫です。
MOS(Microsoft Office Specialist) Excel 一般レベル
おすすめポイント
MOS(Microsoft Office Specialist)は、オフィスソフトのスキルを証明する資格です。
Excelでは、関数の使い方やグラフ作成方法などの基本的な操作方法を学習することでExcelのスキルが身につきます。
経理は数字を扱うため、集計・計算、資料作成などExcelを使用する場面は多いです。
Excelが使えないと業務効率が悪くなり、苦労することが多くなります。
僕はMOSの取得して、それまでなんとなく使っていたExcelの見え方が変わりました。
MOSを取得したことで資料のクオリティが上がったり、操作に関する問い合わせにも自信を持って対応できるようになりました。
最近では資格勉強でなくともYouTubeや書籍などでもExcelの学習ができるようになりました。
しかしMOSの資格を持っていることは「Excelが使える」ということを客観的に証明できますので、就職・転職の際に企業にアピールできる要素になります。
難易度は高くなく、約1~2ヵ月の学習期間で取得できます。
使用テキスト
MOS Excel 365&2019 対策テキスト&問題集 (よくわかるマスター)
試験範囲を全てカバーしているテキストです。
また、模擬試験プログラムは試験本番と同じような形式で問題演習ができます。
事前にMOSの試験システムに慣れることで、本番では焦ることなく問題を解くことができます。
まとめ
働きながら資格勉強をすることは大変ですが、勉強を継続すると資料などの見え方が変わったりそれまで分からなかったことが分かるようになります。
それにより仕事のモチベーションも上がります。
資格勉強は、資格という「目に見える」ものだけでなく、自信や継続力といった「目に見えないもの」も得ることができます。
資格取得に向けて取り組んだことは決して無駄にはなりません。
当記事が、これから取得を目指している中で参考になっていただけたら嬉しいです。
ここまでご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m
それではまた(^^)/
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