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『ワカレ花』(著:けんご)のあらすじとネタバレなし感想【TikTokで話題の小説紹介クリエイター】

読書×〇〇
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芦沢シン
芦沢シン

短編集は各話の人の繋がりが好きなんですよね

こんにちは!芦沢シン(@snnskwebw)です

今回は、小説紹介クリエイターけんごさんが書いた小説『ワカレ花』の感想等についてです。

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こんな人向けの記事です!
  • TikTokやInstagramなどSNSでよく見るけんごさんとは?
  • けんごさんが書いた小説が気になっている
  • 小説って読むのが難しいイメージがあって中々手が出せない

読書をする方やSNSを見る方は最近目にすることがあるであろう「けんご」さんという名前。

小説を紹介している発信力のある人なんだなと思っていました。(ざっくりで申し訳ないです(^^;)

そんなけんごさんが書いた小説が4月28日に発売され、本屋さんに並んでいるのを見て気になっていました。

すると運の良いことに読者メーターの献本プレゼントに当選!

なんとサイン付きの本が届きました。

ありがとうございます!

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献本自体が初めてだったのでそれだけでも嬉しかったのですが、実際に読んでみると内容も面白かったです。

けんごさんのデビュー作『ワカレ花』のあらすじとネタバレなし感想を以下にまとめました。

まず先に、僕が感じたことを簡単にまとめると

芦沢シン
芦沢シン

普段小説を読んでいる方だけでなく、あまり小説を読んだことがない方にも

小説の良さが伝わってくるのではないかと思いました。

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「けんご」さんについて

「けんご」さんとは?

けんごさんは、TikTokクリエイター、小説紹介クリエイターです。

2020年11月より、TikTok上で小説紹介をスタート。

TikTokでは、30秒ほどで小説の読みどころを紹介する動画を投稿。

10~20代の若い人を中心に、それまで読書に興味がない人にアプローチ。

短い時間の中での的確な説明と魅力的な発信により、紹介した小説が次々と重版される反響が出ました。

今では「日本でいちばん本を売るTikTokクリエイター」とも呼ばれています。

2021年12月には「けんご大賞」と称した文学賞も行いました。

そして小説の執筆も始め、今回の『ワカレ花』はデビュー作となります。

「けんご」さんのSNSアカウント

けんごさんは、「けんご📚小説紹介」という名前で各SNSを運営しています。

「けんご」さんのSNSアカウント

『ワカレ花』のあらすじ

高校2年の新学期、通学電車にギリギリで間に合った女子高生の遥

すると車両の中に1匹の白猫が入ってきた

猫は興奮して車内をかけまわり、なかなか捕まえることができない

戸惑う彼女を助けたのは、一人の男子高校生だった。

名前も知らない彼を遥は気になり始め、振り向かせようとある行動に出る

高校三年の冬紗は病室の中で桜を見ていた

これで三年目

憧れの高校生活のはずだったのに、彼女に待ち受けていたのは白血病という残酷な知らせ

ベットの上で過ごす日々

あるはずだった青春はどこへ消えたのだろう…

そんな彼女の心の支えになってくれたのは、かつて同じく入院していた春人という男子中学生だった。

この2つのストーリーを中心に物語が動いていく

春夏秋冬の四季に関連する花をモチーフにした恋愛小説

『ワカレ花』を読んだ感想(ネタバレなし)

本の装丁のような透明感、美しさ、儚さがある物語で心が暖まる

まず感じるのは、本の装丁が透明感があって美しいということです。

同じように作中の物語も透明感や美しさ、そして儚さがある内容となっています。

想いを伝えられない、思うようにならない、それによるもどかしさや儚さ…

そんな状況でも前向きに頑張る登場人物の姿に胸が打たれました。

誰かの存在によって頑張ることができる。

そんな人と人との繋がりによって起こる気持ちの変化から、読んでいて思わず心が暖まりました。

また、春夏秋冬それぞれの季節を彩る花の美しさを感じることができる内容になっています。

芦沢シン
芦沢シン

心が暖まり、潤いを得たような感じになりました。

文字数が少なく、表現も難しくなくて読みやすい印象

『ワカレ花』は、2つのストーリーを中心に話が進んでいく8編の短編からなっています。

1ページにおける文字数は少なく、難しい表現も使われていなくて読みやすいと感じました。

232ページありますが、ページほどの分量は感じず手軽に読めると思います。

小説って難しい表現が使われている

イメージがあって中々手が出せない

このように感じる方にも抵抗なく読めるではないかと思いました。

けんごさんは若い人を中心に利用しているTikTokで発信することで、読書に興味を持つ若者を増やしています。

読みやすい内容にしたのは、こういったことも背景にあるのかなと思いました。

芦沢シン
芦沢シン

短編集なので、きりよく読むことができます。

小説だからこその面白さも織り込まれている

読みやすさもありながら小説としての面白さも損なわれていない印象がありました。

小説は書かれている文を読むことで、頭の中で雰囲気をイメージします。

それによって小説だからこその面白さも生まれます。

これは具体的に行ってしまうとネタバレになってしまうので、読んでからのお楽しみとしか言えないのですが(^^;

テレビドラマや映画を観た時とはまた違った感じ方をするのではないかと思います。

芦沢シン
芦沢シン

終盤は、思わず読み返してしまう展開でしたね。

『ワカレ花』の書籍情報

書籍名 『ワカレ花』(わかればな)
著者 けんご
出版社 双葉社
発売日 2022/4/28
ページ数 232ページ
受賞・候補  
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まとめ

『ワカレ花』(著:けんご)のあらすじとネタバレなし感想 まとめ
  • 『ワカレ花』は、春夏秋冬の四季に関連する花をモチーフにした恋愛小説
  • 透明感や美しさ、そして儚さがある内容
  • 人と人との繋がりによって起こる気持ちの変化から心が暖まる
  • 1ページにおける文字数は少なく、難しい表現も使われていなくて読みやすい
    →小説は難しいというイメージがある方にも抵抗なく読めるではないか
  • 小説だからこその面白さも織り込まれている

「若者の読書離れ」は、きっかけが少なくなっていることによるもので本当は離れていなんじゃないか

けんごさんのインタビュー記事を見て印象に残った部分です。

『ワカレ花』はそのような想いが込められているのではないかと読んでいて思いました。

『ワカレ花』をきっかけに小説を読み始める人が増えるのではないか。

そんな予感がする作品だと思います。

芦沢シン
芦沢シン

ここまでご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m

それではまた(^^)/

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コメント

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